Compassion for Social Inclusion(社会的包摂のための“慈愛”プロジェクト)
5月20日(土)、Compassion for Social Inclusion(社会的包摂のための“慈愛”プロジェクト)と称しまして、第一弾の講演を開催いたしました。
弊研究機構は、国連で定めるSDGsの基本原則に則して活動を展開しております。そのSDGsの16番では「No One Left Behind(誰一人取り残さない)」というキャッチフレーズの下、「社会的包摂」が謳われており、各国が2030年に向けて取り組みを加速させております。他方で我が国においては、国連が定める原則とは裏腹に、取り組みが不十分であるにも関わらず問題化にすらなっていない、いわゆる「社会的包摂を必要とされる方々」がいらっしゃいます。
本プロジェクトは、特に「社会的困窮問題」、「宗教二世問題」、それから「反社二世問題」を取り上げ、IISIAの会員の方々と共にこれからを考える場を設けようと連続講演を企画いたしました。まずは5月20日(土)に、「社会的困窮問題」をご専門とされる大阪大学大学院の村上靖彦教授をお招きし、講演を開催いたしました。
村上教授からは、実際に西成区におけるフィールドワークを通じて、幸福と生存を可能にするには何が必要なのかについてご講演をいただきました。普段は問題として可視化されにくいトピックなだけに、興味を持たれて聞かれているご様子や講演中は時折涙を見せられた方々もいらっしゃり盛会のうちに終えることができました。
西成区を始めとした社会的包摂を必要とされる分野は研究の対象ともなりづらいことも事実であります。今後は、こうした問題を研究される方々への支援も行って参ります。
引き続き、ご支援、ご協力賜れますと幸いです。
<今後のスケジュール>
第二弾:「宗教二世問題」 9月30日(土)
URL: https://haradatakeo.com/ec/products/20618
第三弾:「反社二世問題」11月11日(土)
URL: https://haradatakeo.com/ec/products/20619