第8回SDGsのためのSTIに関するマルチ・ステークホルダー・フォーラムへの参加

2023.05.12

先般5月3日~4日にかけて、ニューヨークの国連本部で開催された「第8回SDGsのためのSTIに関するマルチ・ステークホルダー・フォーラム」に参加いたしました。

STIとは、Science,Technology and Innovationの略で、科学技術イノヴェーションのことを指します。昨年まで猛威を振るっていたコロナウィルスは、各国のSDGsの取組を遅らせました。現状で推移すると、2030年までに各17の目標の達成は難しく、ドライヴァーとなる科学技術に重点を置きグローバル課題の解決に取り組む姿勢が各国の発表からは感じました。

とりわけ印象的であったことは、アフリカ諸国等の途上国に対して中国など技術力や資金力のある国が幅を利かせている事でした。

他方で、財源という点では潤沢にあるわけではなく、外部と共に取り組む「オープン・イノヴェーション」が重要です。そこで弊研究機構では、本フォーラムを認知度向上のみならず現行の共同研究を訴求する場として捉え、発言することでSTI議論を牽引する機会を得ようと臨みました。

結果として、今後のSTI議論へ貢献する旨発言することでプレゼンスを高めることができ、また東京大学との共同研究における概略も配布したことで早速海外の大学よりオファーがありました。

これから大きく活動の幅もスケールも変わります。是非引き続きご支援ご協力賜れますと幸甚でございます。