“慈愛(Compassion)”を目指した活動の広がり
先般、静岡県松崎町では「コンパッションタウン」を目指して90名の住人による参画の下、当該町の在り方について議論されました。松崎町では第6次総合計画の将来像として「コンパッションタウン松崎」を掲げており、今回「コンパッションタウンミーティング」が初回の開催との由です(出典:伊豆新聞)。
松崎町と言えば、人口減少が顕著な地域の一つであり、地域内における取組みの実施が急務とされております。そのような現状の中、今回は「誰一人取り残さない社会」の形成を目的として住民同士が語り合う空間が設けられました。
弊研究機構の企画でも取り扱う「反社二世問題」では、いわゆる「反社」からの離脱のカギとして市町村に相談窓口の有無が大きく関わっているとの研究もございます。政府によるトップダウンでは包摂しきれない隙間を、地域内のつながりで解決できるのかが試されていると言えるでしょう。皆様の街はいかがでしょうか。我々は、昨年(2021年)より“慈愛”をコンセプトとした「中期予測分析シナリオ」をリリースしており、宗教二世を発端に実社会の動きが 追従したことは承知の通りです。
上記の情勢推移を鑑み、「社会的包摂のための“慈愛”プロジェクト」と称して、今後の我が国社会の在り方を会員の皆様と共に討議する場を設けるべく、第一弾の講演会では西成区の社会的困窮問題を扱いました。
第二弾、第三弾では以下のスケジュールで企画をしております。
【無料】第二弾:9月30日(土)「宗教二世問題について」
お申込み⇒ https://haradatakeo.com/ec/products/20618
【無料】第三弾:11月11日(土)「反社二世問題について」
お申込み⇒ https://haradatakeo.com/ec/products/20619
「誰一人取り残さない社会」という言葉は世界中で有名なフレーズですが、我が国においては取組みが十分とは言い難い現状ではないでしょうか。本プロジェクトを通じ、社会的包摂の在り方やムーヴメントを確立させ、グローバル社会においても発信し、Pax Japonicaの実現に向け推進したいと考えております。
社会貢献事業担当 拝