情報リテラシー教育とインターンシップ(業務執行ユニット“Pax Japonica からの昇華”Vol.1)

皆さんこんにちは。業務執行ユニットの大坪です。
このコラムを執筆している今は、弊研究所代表・原田武夫が「言語処理学会第31回年次大会」の論文発表のため、同行し長崎県に来ております。
10年以上ぶりに来た長崎県は長崎駅前の広場がリニューアルされビルや建物が立ち並び、沢山の人々が集まる賑わいの空間になっており驚きました。
是非また来れるように、業務執行ユニットとしての活動をしっかりしていこうと思います。
さて、昨年12月に露屈指の大学の一つであるサンクトペテルブルク国立経済大学と弊研究所との間の協力協定を更新したことに際し、今回は2019年夏に同大学の学生を迎えたインターンシッププログラムについて書き記そうと思います。
弊研究所はサンクトペテルブルク国立経済大学との間の協力協定を2018年に締結致しました。
提携に際しては、情報リテラシー教育及びインターンの受け入れを行い相互協力を行うべく、署名のため弊研究所代表・原田武夫が現地に赴き、行いました。
デジタル化が進む現代社会において、我が国のみならず世界中のあらゆる国や企業は、グローバル社会で本当に活躍できる人材の教育を迫られています。情報の洪水が起きる中、人間の脳による情報処理能力には限界があり、次世代を担うグローバル社会の若者たちには、情報を選び、分析し、未来シナリオを作るスキルが求められています。いつ、いかなる場所にあろうと自らが置かれた文脈を知り、社会全体のために最適な行動とリーダーシップをとることができる能力『情報リテラシー』を習得しなければなりません。そうした有意な若者を育成するべく、さらには弊研究所と一般社団法人日本グローバル化研究機構(RIJAG)の共催によるそうした取り組みの舞台を名実ともにグローバル社会へと拡大させるべく、2019年8月にロシア・サンクトペテルブルク国立経済大学(UNECON)との間で海外インターン生の受け入れを実施いたしました。
実施期間は1か月で、東京で生活をしながら弊研究所の東京・丸の内オフィスに位置するオフィスに出勤し、弊研究所代表・原田武夫をはじめとする所員全員とともに我が国における就業について学びつつ、「情報リテラシー教育」を習得しました。また我が国において卓越したリーダーシップを発揮している組織のトップを訪問する機会も設けることにより、その知見や企業文化に触れるなど、本インターンシッププログラムであるからこそ体験できる多彩な内容になりました。
いよいよウクライナ戦争が終戦すると、本プログラムを再度実施することになるため、昨年12月には、同大学と協力協定を更新いたしました。
国内だけでなく海外の学生に向けて我々として「情報リテラシー教育」を引き続き行ってまいります。
■情報リテラシー教育とは
Open Source Intelligence(OSINT)=公開情報から得られる情報の意味を読み取り未来シナリオを創り出す力。この力を私たちは「情報リテラシー」と定義をしています。正確な背景知識に基づき、情報を収集し、その分析を行い、その分析を判断・行動へとつなげていくこと――これらをすべて含んだ、「情報」に関わる総合的な能力です。
弊研究所では、今、まさに日本人に問われるこの「情報リテラシー」を「金融資本主義」の世界を理解するため、多くの人々がこの力を身に付けて頂くために様々な活動をしています。
※ご覧いただき誠にありがとうございます。是非、ご感想をお寄せいただけますと幸いです。
事業執行ユニット 大坪智美 拝