学生イヴェントの実施(業務推進ユニット“Pax Japonica からの昇華”Vol.5)

本日(22日(木))、沖縄気象台は平年より12日遅く昨年より1日遅い「沖縄地方の梅雨入り」を発表いたしました。都内でももうすでに蒸し暑い日があり、いよいよ夏に向かっているんだなぁと日々実感しています。皆さん、夏というと何が思い浮かびますか?私は、誕生日が7月にあるのですが、幼稚園から高校生のころはちょうど夏休みの期間と被っているので友達にお祝いをしてもらえないといつも嘆いておりました。無理やりにでも自宅に友人を招き誕生日会を開いたことは夏になるといつも思い出し、我ながら「何をやっていたんだか・・・」と、くすっと笑ってしまうことがあります。
さて、昨日21日(水)は若手人財育成を特に力を入れるため「インターンシップ会社説明会」を渋谷で実施いたしました。
当日は会長・原田武夫が自ら登壇をし、東京大学・早稲田大学・慶応義塾大学から多くの学生が参加を致しました。
参加者の半数を上回る学生のインターンシップの申込みがあり、その後弊研究所側でセレクションを行い、明日より弊研究所でセレクションに合格した学生が続々とオフィスに来訪ししインターンの契約を進めていく次第です。
2025年度に入り、4月からは弊研究所会長・原田武夫が東京大学駒場キャンパスで自主ゼミをスタートさせ、5月においては東京大学一年生向け主題科目「UT-ONE」を2024年度に引き続き実施いたしました。6月以降においても学生たちとのイヴェントを数多く開催することを予定いたしておりますが、イヴェントと併せて学生への「若手人財育成」は特に力を入れて取り組んでおります。
弊研究所では現在、大規模言語モデル(LLM)上にこれまで18年間にわたり対外公表してきた調査分析レポートのデータをベクトル化の上、データベースとして収納しつつ、これを検索拡張生成(RAG)システムによって読み込むことで、これまで積み上げてきた「知の蓄積」をチャットシステムにて平易に利用する仕組みの構築を鋭意行っています。収納されるべきデータには「書かれたテキストデータそのもの」と「音声データをAIでテキスト化したもの」の2種類がありますが、前者については既に前処理の作業が終わっている一方、後者については現在着手したばかりです。膨大な量の音声データを処理する必要がありますが、これをテキストデータとしてRAGシステムに収納することにより、この「システム」がより精緻なアウトプットを出すことが出来る様になります。
そこでこの度学生の皆さんにはインターンとして、そのテキスト化に際しての一連の作業に参画してもらい一連のプロセスを加速させることとしました。
このインターンを通じて参画する学生の皆さんには、今や必須となっている人工知能(AI)に関する知識と技能について、その社会実装を行っている最先端の職場で体験し、習熟することが出来ます。
文字起こしをする対象となっている音声データは実際に、弊研究所がこれまで販売してきたグローバル金融と地政学リスク(グローバル事情)に関する音声レポートであり、AIが文字起こしをしたテキストデータを校閲することを通じて、自ら関連する最先端の知識・見識(大学では学ぶことの出来ない最新のもの)を得ることが出来ます。
まずはAIアルゴリズムを用いて指定された音声データを文字起こしさせ、これを校閲するところから仕事を始めてもらいますが、その習熟度や技能に応じて、AIアルゴリズムそのもののコーディングの作業を行っている上級生たちのインターン・チームに参画する機会を得たり、グローバル事情や金融知識、さらにはその背景となっている歴史についてより深く学ぶ学生のための「読書会」に参加する権利を得たり、さらには東京のみならず、大阪など地方においても弊研究所独自の「システム」を用いて人工知能の社会実装について弊研究所の会員を中心とした皆さんに対する啓発活動を行うキャラバン・プロジェクト(「クスノキ・プロジェクト」)のメンバーとして参画するための招待を得たりすることができます。
過日4月19日(土)に開催した「2025年度春・IISIAセミナー」第1部に御来場頂いた皆様には、上記の階層別のインターンシップについて既に会長・原田武夫よりお話させていただきました。
その後、今後のインターンシップにおける3階層プログラムは下記のように実施することが決定いたしました。

能力別に給与が変わる評価システム(BERT Scoreで採点)も導入し、更に増えていくインターン生のモチベーションアップに繋げてまいります。
今後も学生たちの活躍をReportしてまいります。
弊研究所の社会貢献事業は、会員制サーヴィス「原田武夫ゲマインシャフト」の会費から生じる利益の50パーセントを用いて、輝くイノヴェーションをもたらす人財の育成と助言、そして情報リテラシーの研究開発と普及を行っています。
会員の皆様に支えて頂きながら、グローバルに活動しつつ、社会貢献事業を推進できております。衷心より御礼申し上げます。
今後とも何卒ご指導ご鞭撻のほど賜りますよう、お願い申し上げます。
会員登録はこちらから:https://haradatakeo.com/ec/entry/rank/new
業務推進ユニット 大坪智美 拝