その業務、10秒で終わるかもしれません(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol.26)

2026.03.27

こんにちは。インターン生の中村友南です。

これまでの「クスノキ・プロジェクトへの招待」では、事業承継というテーマから出発し、AIや機械学習、そしてAPI活用へと段階的に内容を広げてきました。

AIとは何かを知り、Pythonに触れ、実際に動かしてみる。
そうした積み重ねを通じて、読者のみなさまも「AIを使う感覚」に少しずつ近づいてきたのではないかと思います。

過去のブログはこちらから👇

そして今回は、少しだけ大胆な問いから始めてみたいと思います。

その業務、本当にその時間が必要でしょうか。】

日々の業務の中で、

  • 問い合わせに返信する
  • 内容を整理する
  • 優先順位を考える

といった作業を行うことは多いと思います。

一つひとつは小さな作業でも、積み重なることで多くの時間を占めています。

では、もしそれらの作業が――
数分ではなく、数秒で終わるとしたらどうでしょうか。

今回は、これまで扱ってきた内容を統合し、問い合わせ対応という業務そのものをAIに任せてみます。

Step1:問い合わせデータを準備する

今回は、実務でもよくあるような問い合わせを12件用意しました。
内容は、品質・配送・サポートなど、実際の業務に近いものになっています。

Step2:AIで整理・判断を行う

ここでは、問い合わせをAIに読み込ませ、

1.内容の分類

2.緊急度(高・中・低)

3.優先順位(1〜12)

4.対応方針

を整理させます。 上記のようにAPIを使うと・・・

これらの処理を一括で実行できます。

その結果、問い合わせは自動で分類され、優先順位まで整理されました。

人が行っていた“考える作業”が、そのまま再現されています。

Step3:カテゴリ別に可視化する

Step2でAIが整理した結果を、グラフとして可視化します。

これにより、

👉 どの問題が多いのか

👉 どこに課題が集中しているのか

が一目で分かるようになります。

読むだけでは見えなかった“偏り”が、視覚的に浮かび上がります。

Step4:緊急度(優先度)を可視化する

さらに、問い合わせの緊急度を可視化します。

これにより、どれから対応すべきかが明確になります。

感覚や経験に頼っていた判断が、データに基づいた判断へと変わります。

さて、ここまで問い合わせ対応の一連をAIに処理させてみました。

ここで、この処理を人が行う場合と比較してみます。

同じ業務でも、ここまで差が生まれます。

今回の実践で見えてくるのは、AIが業務を担うことで、人の役割が変わるという点です。

これまで:作業を行う

これから:業務を設計する


その業務は、10秒で終わるかもしれません。

そして空いた時間で、何をするのか。

それを考えることこそが、これからの仕事なのかもしれません。

こういった作業をAIが担うことで、人はより自由に、創造的な仕事――ゼロから1を生み出す作業や、意思決定そのものに集中できるようになるのではないでしょうか。


いよいよ今週末に開催される「クスノキ・プロジェクト第1弾ワークショップ」では、実際に手を動かしながら、こうしたAI活用を体験していただきます。

他の参加者の方と協力しながら取り組むことで、「AIを使う側に立つ感覚」を実感していただけるはずです。

ぜひ、その一歩を体験してみてください。


このブログが面白いと思って頂けましたら、インターンシップの励みになります。ソーシャルメディア等で拡散して頂けますと幸いです。

※当ブログの記述内容は弊研究所の公式見解ではなく、執筆者の個人的見解です。

株式会社原田武夫国際戦略情報研究所・インターン生 中村友南拝