その業務、10秒で終わるかもしれません(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol.26)

こんにちは。インターン生の中村友南です。
これまでの「クスノキ・プロジェクトへの招待」では、事業承継というテーマから出発し、AIや機械学習、そしてAPI活用へと段階的に内容を広げてきました。
AIとは何かを知り、Pythonに触れ、実際に動かしてみる。
そうした積み重ねを通じて、読者のみなさまも「AIを使う感覚」に少しずつ近づいてきたのではないかと思います。
過去のブログはこちらから👇
- 実践編―30分でPythonを触ってみる(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 21)
- 機械学習を1から学びたい方へ(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 22)
- Python初心者が機械学習で売上を予測してみた(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol.23)
- 大規模言語モデルを業務に組み込む―API活用入門(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol. 24)
- AIを業務に活かす ―API活用の応用(クスノキ・プロジェクトへの招待 Vol.25)
そして今回は、少しだけ大胆な問いから始めてみたいと思います。
【その業務、本当にその時間が必要でしょうか。】
日々の業務の中で、
- 問い合わせに返信する
- 内容を整理する
- 優先順位を考える
といった作業を行うことは多いと思います。
一つひとつは小さな作業でも、積み重なることで多くの時間を占めています。
では、もしそれらの作業が――
数分ではなく、数秒で終わるとしたらどうでしょうか。
今回は、これまで扱ってきた内容を統合し、問い合わせ対応という業務そのものをAIに任せてみます。
Step1:問い合わせデータを準備する

今回は、実務でもよくあるような問い合わせを12件用意しました。
内容は、品質・配送・サポートなど、実際の業務に近いものになっています。
Step2:AIで整理・判断を行う

ここでは、問い合わせをAIに読み込ませ、
1.内容の分類
2.緊急度(高・中・低)
3.優先順位(1〜12)
4.対応方針
を整理させます。 上記のようにAPIを使うと・・・

これらの処理を一括で実行できます。
その結果、問い合わせは自動で分類され、優先順位まで整理されました。
人が行っていた“考える作業”が、そのまま再現されています。
Step3:カテゴリ別に可視化する

Step2でAIが整理した結果を、グラフとして可視化します。
これにより、
👉 どの問題が多いのか
👉 どこに課題が集中しているのか
が一目で分かるようになります。
読むだけでは見えなかった“偏り”が、視覚的に浮かび上がります。

Step4:緊急度(優先度)を可視化する

さらに、問い合わせの緊急度を可視化します。
これにより、どれから対応すべきかが明確になります。
感覚や経験に頼っていた判断が、データに基づいた判断へと変わります。

さて、ここまで問い合わせ対応の一連をAIに処理させてみました。
ここで、この処理を人が行う場合と比較してみます。

同じ業務でも、ここまで差が生まれます。
今回の実践で見えてくるのは、AIが業務を担うことで、人の役割が変わるという点です。
これまで:作業を行う
これから:業務を設計する
その業務は、10秒で終わるかもしれません。
そして空いた時間で、何をするのか。
それを考えることこそが、これからの仕事なのかもしれません。
こういった作業をAIが担うことで、人はより自由に、創造的な仕事――ゼロから1を生み出す作業や、意思決定そのものに集中できるようになるのではないでしょうか。
いよいよ今週末に開催される「クスノキ・プロジェクト第1弾ワークショップ」では、実際に手を動かしながら、こうしたAI活用を体験していただきます。
他の参加者の方と協力しながら取り組むことで、「AIを使う側に立つ感覚」を実感していただけるはずです。
ぜひ、その一歩を体験してみてください。
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※当ブログの記述内容は弊研究所の公式見解ではなく、執筆者の個人的見解です。
株式会社原田武夫国際戦略情報研究所・インターン生 中村友南拝

