Pax Japonicaのコンセプトを考える②

2022.06.17

(出典:Pixabay)

弊研究機構のVisionである「Pax Japonica(パックス・ジャポニカ)」の実現。
この言葉に対し、私たちはどのような定義付けができるでしょうか。


今回は「日本語脳」がどう我が国の文化的な特徴と関係があるのか考えていきたいと思います。日本人の消極的で内向的な性格は生物学的にどこからきているのか知るのもPax Japonicaのコンセプトを考えるプロセスにはとても重要です。


言語は、論理的かつ体系的な思考と密接に関連しており、処理される場所での感情や創造性とは異なるとよく言われます。

具体的には、人間は論理的や分析的な処理をする場合「左脳」が機能しており、感情的や総合判断を処理する場合は「右脳」が機能しています。

(出典:Wikipedia)

しかし、日本語を話す人は、一般に「右脳」で処理されている情緒や音のほとんどを「左脳」で処理しています。この特徴は日本人の他に唯一ポリネシア人だけに見られます。


角田忠信氏のセオリーによると、日本語を話す人は、同じ左脳で西洋以外の音楽を聴きながら、左脳で言語を処理します。よって、論理と感情が脳の中で入り混じっているのです。そして、この日本人の脳で音の処理をするということが、日本人に独特の感性を創っているのです。


なぜ日本語は、他の言語とは違う脳においての処理の仕方が違うのでしょうか?

これは、「母音主義」が大きく関わっていると考えられます。日本語は全て「子音+母音」から成り立っているその一方、他の言語では母音を使うことがあまり重要視されていません。

(出典:Pixabay)


他の国では見られない日本人・日本語スピーカーとしての特徴。Pax Japonicaの実現に向けてこの独自性がどう影響していくのか、どういった日本なりの「平和」を構築してくのか考えるのも興味深いのではないでしょうか。


次回もまた、Pax Japonicaのコンセプトについて検討して参ります。


Pax Japonicaコンセプトを考える①はこちらからご覧ください。

Pax Japonicaのコンセプトを考える① | RIJAG|一般社団法人日本グローバル化研究機構


一般社団法人日本グローバル化研究機構(RIJAG)
社会貢献事業担当 中野陽子拝

(参照:角田忠信 著 「日本人の脳ー脳の働きと東西の文化大修館」,大修館書店, 1978年1月

   :Tsunoda, K., Sekimjoto, S. and Itoh, K. 2016. Near-infrared-spectroscopic study on processing of sounds in the brain; a comparison between native and non-native speakers of Japanese.[pdf] Available at; <TF-IOTO160007 568..574 (europepmc.org).> [Accessed on 17.06.22]. )